こすると消えるボールペンを使うのはNG!コピー機を使うときの注意点

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IT技術の進歩に伴いペーパーレス化が進んだとはいえ、重要な書類や学校で配られるプリントなど、紙による情報伝達はまだまだ大切な役割を果たしています。会社や各家庭でコピー機を使用している人もたくさんいますが、コピー機の特性を知らないままで使っていると、印刷ミスやコピー機の故障を引き起こしてしまうこともあります。

コピー機を使うときの注意点を知り、正しく印刷できるようにしましょう。

フリクションボールペンとは

フリクションボールペンという言葉を耳にしたことのある人は少なくないことでしょう。こすると消えるということで有名な、書き直しができるボールペンのことです。一般的なボールペンは、一度書いたら消すことができず、修正液で直すか紙を変えてはじめから書き直すしか、手直しの方法がありません。

このフリクションボールペンなら、書いた文字をペン先の逆側でこすれば、文字を消して綺麗な白紙に戻すことができるのです。消しゴムなどとは違って消しかすなどが出る心配もないので、作業中でも周囲を汚さずにすむのもメリットの一つです。

修正液を使用した後はどうしても修正跡が残ってしまいますが、フリクションボールペンは跡が残らないので、相手に修正したことを気づかれないようにすることができます。そんな便利なボールペンですが、このボールペンを使用して書き込んだ紙をコピー機で印刷しようとすると、とんでもない悲劇が待っています。

コピー機を使用するとフリクションボールペンで書いた文字は消えてしまう

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フリクションボールペンで書いた書類を印刷機に持っていってコピーした場合、書いた文字は跡形もなく消されてしまいます。よくある事例として、フリクションボールペンで書いた履歴書を印刷しようとして、書いた内容全てを無に帰す失敗が挙げられます。

中には、応募書類を持参して面接に行き、その場で履歴書のコピーを取ることになったので面接官に渡したら、白紙になって返ってきたという人もいます。コピーも取れなかった上に元々の履歴書もまっさらな状態になってしまったために、その人は面接自体を受けることができなかったそうです。

履歴書はボールペンを使うことが必須であり、同時に書き直しの必要も非常に多い書類です。誤字や記入欄のミスをして履歴書一枚をまるまる無駄にしてしまう悲しみは、履歴書を書いたことのある人なら誰もが経験したことでしょう。

失敗しても書き直すことのできるフリクションボールペンなら、履歴書を書く負担を軽くできると考える人がたくさんいるのも無理はないことです。しかし、履歴書は原本だけ持っていれば良いというものではありません。自分で、あるいは応募先の会社でコピーを取る必要に迫られるシーンは珍しくありません。

フリクションボールペンを使っていたがために、せっかくのチャンスをふいにしてしまう可能性もあるのです。履歴書だけでなく、そのほかの重要書類にフリクションボールペンを使用する場合にも注意が必要です。大切な会議の議事録、後で提出しなければいけないレポートなど、他の人と共有する可能性の高いものは特に気をつけなくてはいけません。

フリクションボールペンの説明にも、証書類や宛名書きには使用しないようにという注意書きがされています。

フリクションボールペンで書いた文字が消える理由

なぜコピー機を使用すると文字が消えてしまうのかというと、フリクションボールペンのインクが、熱に弱いという性質を持っているからです。そもそもフリクションとは、英語で摩擦という意味になります。

その名前の通り、摩擦によって発生する熱によって、インクの成分が分解され、文字が消えるという仕組みになっています。そのため、ドライヤーを当てたり、直射日光の当たるところに放置したりすると、たちまち文字が消えてしまうのです。

コピー機は、像を紙に写し取るためにライトを照射したり、紙にトナーをしっかりと定着させたりといった過程の中で熱を帯びます。

当然、コピー機の中を通った紙にもその熱は伝わることになるので、その結果文字が消えてしまうということになります。

消えた文字を復活させる方法はないのか

誤ってコピー機に通してしまい文字が消えてしまったけれど、なんとかして元どおりにならないかと解決方法を求めている人もいらっしゃることでしょう。メーカーから、熱に当てると文字が消えてしまうので気をつけるようにとの注意喚起がなされていますが、同時に、マイナス10度前後のところでは消した筆跡が元に戻る可能性がある、という説明書きもあります。

実際に試みてみた人の話でも、冷蔵庫に入れておいたら、消えたはずの文字が戻ってきたという成功例があります。ただし、書いた文字全てが浮かび上がってくるので、こすって消したはずの文字も修正前と同じように戻ってくることになるのが注意点です。

履歴書などの大切な書類だった場合には再利用することはできませんが、個人的に使ったり確認したりするためなら問題ないでしょう。もし、綺麗な状態に戻せなくてもいいから何が書かれていたかだけでも確かめたい、と考えているのであれば、冷やすのがおすすめです。

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一般的なボールペンでも注意!

こすると文字を消せる機能を持っていないボールペンであっても、種類によっては上手く印刷に反映されない場合があるので気をつける必要があります。特に色の種類は、はっきりと印刷されない原因になりやすいポイントです。

淡い色、中でも水色と、蛍光色は読み取り自体されない場合もあります。黄色系なども、カラーコピーした場合には実際の色と違う色合いで出力されることもあるので要注意です。また、水性ボールペンの中には、ペン先がとても細く、薄い文字を書けることが特徴の商品もあります。

そのようなボールペンを使って書かれたものは、ちゃんと印刷されない傾向があります。重要な書類は特に、はっきりとした濃さで記入するようにしましょう。

大切な書類にはフリクションボールペンを使わない

もしコピー機に通す可能性がなかったとしても、重要書類や手紙の宛名を記入する場合には、フリクションボールペンを使うのは避けた方が望ましいでしょう。うっかり日の当たる場所に置かれてしまったり、配達の途中で熱を当てられたりする恐れがあるからです。

文字が消せるという便利な長所を持ったボールペンですが、使用するのは個人的なメモなどにとどめておきましょう。コピー機を通す紙に使用するのは言語道断です。印刷する必要がある書類にボールペンで書き込む場合には、なるべく濃くはっきりと書けるものを選べば、綺麗にコピーをすることができます。